せめてスローティー

お店は今日と明日はお休みです。
でも、仕事はしています。
1日のうち6時間半くらいは睡眠時間で、
あとは食事以外はほとんど仕事。
今はそんな生活です。
たぶんそんな人が多いですよね、
日本に限らず今の世の中では。

でも私達は、せめてお茶を飲む時間だけは取るようにしています。
ゆっくりお茶を飲めるってとても贅沢なことになってしまいましたね。
先日、外国の方が来店された時に中国茶の飲み方を説明していて
「工夫茶」の適当な訳が思い浮かびませんでした。
小さな急須に上等な烏龍茶葉をたくさん入れて
小さな杯に何度も注ぎ分けて飲む福建省・広東省・香港・台湾などでの方法です。
手間ひま掛けてゆっくり楽しみながらいただくのです。
茶葉も茶器もそれに見合ったものを用意します。
たとえばチャイ工房ではお湯を沸かすのに火鉢を使っています。
いろいろ考えてみましたが、
スローフードのお茶版ということで<スローティー>ではどうでしょう、
通じるかしら?

工夫茶の形に限らず、
急須に葉を入れて湯呑みに注いで飲むということも家庭では少なくなって来たなどと聞くにつれて、
何だか寂しいような。
時代の流れだから仕方がないのでしょうが。

そういう自分も、お茶を飲む時間だけは空けていますが、
たとえば紅葉を見に行くとか、
絵画展に行くとかいうことがもうできなくなって来ています。
前はしょっちゅう出かけていたのですが、
余裕がないのですね、仕事ばかりで。
おつきあいもほとんどできません。

休みだけど仕事をする。
たとえば今日のようにケーキをつくる。
すると私が使った時間や体力や気力はこのケーキの中に蓄積される。
そしてそのケーキを食べた方は、
ケーキの材料以外に
わたしの使ったエネルギーをも吸収する。
然る後に元気になる。
そう信じて働くしかないですね。
ただ残念ながら、
働きすぎることは
自分にとっても社会にとっても実は良いことではないのです。

This entry was posted on 月曜日, 12月 13th, 2010 at 4:57 PM and is filed under 未分類. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

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